文献詳細
特集 クリニカルパスによる外科医療の進歩
第Ⅰ部:クリニカルパス導入の実践 クリニカルパス作成の実例 6.下部消化管
文献概要
はじめに
外科領域ではクリニカルパス(以下,パス)は急速に普及し,またバリアンスが多くパスになじまないとされる疾患も対象に取り組まれている.パスの効果は医学面,医療面,病院管理面など多岐にわたって認められている.急性虫垂炎手術は術前確定診断の困難さ,術式・麻酔の変更,術後合併症,術後経過の多様性などパスを設定しにくい疾患であるが,パスを導入することで以下にあげるようないくつかの利点,とりわけ患者にとっての利点があると考え,これを重視してパスを作成した.
外科領域ではクリニカルパス(以下,パス)は急速に普及し,またバリアンスが多くパスになじまないとされる疾患も対象に取り組まれている.パスの効果は医学面,医療面,病院管理面など多岐にわたって認められている.急性虫垂炎手術は術前確定診断の困難さ,術式・麻酔の変更,術後合併症,術後経過の多様性などパスを設定しにくい疾患であるが,パスを導入することで以下にあげるようないくつかの利点,とりわけ患者にとっての利点があると考え,これを重視してパスを作成した.
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