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文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻11号

2003年10月発行

特集 クリニカルパスによる外科医療の進歩

第Ⅰ部:クリニカルパス導入の実践 クリニカルパス作成の実例 6.下部消化管

腹腔鏡下大腸切除術のクリニカルパス

著者: 吉川征一郎1 木所昭夫1 福永正氣1 射場敏明1 杉山和義1 福永哲1 永仮邦彦1 須田健1 小笠原智子1

所属機関: 1順天堂大学浦安病院外科

ページ範囲:P.186 - P.192

文献概要

はじめに

 腹腔鏡下大腸切除術(以下,LAC)は進行癌に対しても保険適用となり,大腸癌に対する術式として認識が広まっている.当施設では1993年から本術式を導入,手技の習熟に伴って適応を拡大,現在では減圧不良なイレウス,開腹他臓器合併切除により予後の改善が見込まれる症例,心肺合併症などのために気腹が困難な症例のみを適応外とし,進行癌も適応に含めており,2002年12月までに大腸癌355症例に対し施行した.低侵襲性と術後早期回復が本術式の最大の利点の1つであることから,2000年3月からクリニカルパス(以下,CP)を取り入れ,入院期間の短縮,早期経口摂取を試み,腹腔鏡下手術の利点を生かすべく取り組んでいる.当施設におけるLACに対するCPの現状について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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