文献詳細
特集 クリニカルパスによる外科医療の進歩
第Ⅰ部:クリニカルパス導入の実践 クリニカルパス作成の実例 6.下部消化管
直腸低位前方切除術のクリニカルパス
著者: 早川善郎1 岡田晋吾1 貝塚広史1 目黒英二1 入野田崇1 稲葉亨1
所属機関: 1函館五稜郭病院外科
ページ範囲:P.201 - P.207
文献概要
直腸低位前方切除は現在ではほとんどが器械吻合によるdouble stapling anastomosisが行われている.以前に比べ,吻合器具の進歩にもより縫合不全の合併症も少なくなり,比較的安全に行われるようになってきた.しかし,操作および吻合部が骨盤内低位にあり,術後の縫合不全・骨盤内感染のみならず,排便・排尿・性機能障害の管理なども術後の重要な問題となってくる.
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