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特集 クリニカルパスによる外科医療の進歩 第Ⅰ部:クリニカルパス導入の実践 クリニカルパス作成の実例 7.その他
血液透析患者の周術期管理/血液透析患者の追加クリニカルパス
著者: 町田二郎1
所属機関: 1済生会熊本病院腎泌尿器センター
ページ範囲:P.243 - P.246
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透析患者の数は年々増加し,平均年齢も徐々に高齢化している.原因疾患は糖尿病,動脈硬化症の占める割合が増加し,必然的に心疾患,脳卒中,癌,骨折を合併し,手術を受けるケースも増加傾向にある.一方,透析患者は尿毒症という特殊な病態にあるため,その周術期管理には神経を使い,クリニカルパスによる標準化には至らないのが現状である.
本稿では当院にて作成した血液透析患者の人工骨頭置換術クリニカルパスを例に,血液透析患者の周術期(麻酔中を除いた術前・術後)管理について述べる.
透析患者の数は年々増加し,平均年齢も徐々に高齢化している.原因疾患は糖尿病,動脈硬化症の占める割合が増加し,必然的に心疾患,脳卒中,癌,骨折を合併し,手術を受けるケースも増加傾向にある.一方,透析患者は尿毒症という特殊な病態にあるため,その周術期管理には神経を使い,クリニカルパスによる標準化には至らないのが現状である.
本稿では当院にて作成した血液透析患者の人工骨頭置換術クリニカルパスを例に,血液透析患者の周術期(麻酔中を除いた術前・術後)管理について述べる.
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