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文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻11号

2003年10月発行

文献概要

特集 クリニカルパスによる外科医療の進歩 第Ⅱ部:クリニカルパスをめぐる諸問題

電子カルテとクリニカルパス

著者: 井川澄人1

所属機関: 1医療法人医誠会城東中央病院

ページ範囲:P.259 - P.267

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はじめに

 現在日本において,医療分野でも医療費のその伸び率を抑えようと,2003年4月からは大学病院でDPCという定額支払い方式が一部開始された.今後,これらが試金石となり,一般病院にも定額制導入が始まるのはそう遠くない時期になると想定される.一方,医療に関する国民の関心は医療の安全性,整合性という点である.このような時期に医療人として何をなすべきかと考えると,医療情報の電子化を行い,データを抽出し,これに基づいた医療の標準化,透明性の確保を行うべきであると思う.このような意味で電子カルテが運用され,またクリニカルパスがその有効なツールとなるのではないだろうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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