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特集 クリニカルパスによる外科医療の進歩 第Ⅱ部:クリニカルパスをめぐる諸問題
電子カルテとクリニカルパス
著者: 井川澄人1
所属機関: 1医療法人医誠会城東中央病院
ページ範囲:P.259 - P.267
文献購入ページに移動はじめに
現在日本において,医療分野でも医療費のその伸び率を抑えようと,2003年4月からは大学病院でDPCという定額支払い方式が一部開始された.今後,これらが試金石となり,一般病院にも定額制導入が始まるのはそう遠くない時期になると想定される.一方,医療に関する国民の関心は医療の安全性,整合性という点である.このような時期に医療人として何をなすべきかと考えると,医療情報の電子化を行い,データを抽出し,これに基づいた医療の標準化,透明性の確保を行うべきであると思う.このような意味で電子カルテが運用され,またクリニカルパスがその有効なツールとなるのではないだろうか.
現在日本において,医療分野でも医療費のその伸び率を抑えようと,2003年4月からは大学病院でDPCという定額支払い方式が一部開始された.今後,これらが試金石となり,一般病院にも定額制導入が始まるのはそう遠くない時期になると想定される.一方,医療に関する国民の関心は医療の安全性,整合性という点である.このような時期に医療人として何をなすべきかと考えると,医療情報の電子化を行い,データを抽出し,これに基づいた医療の標準化,透明性の確保を行うべきであると思う.このような意味で電子カルテが運用され,またクリニカルパスがその有効なツールとなるのではないだろうか.
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