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文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻13号

2003年12月発行

特集 内視鏡下手術で発展した手技・器具の外科手術への応用

内視鏡下肝切除術における手術手技,器具の開腹肝切除術への応用

著者: 金子弘真1 田村晃1 大塚由一郎1 高木純人1 渡邊正志1 中崎晴弘1 柴忠明1

所属機関: 1東邦大学大森病院消化器外科

ページ範囲:P.1621 - P.1624

文献概要

 内視鏡下手術の飛躍的普及に伴い,内視鏡下手術により再確認された手技や内視鏡用手術器具が外科開腹手術にも応用されるようになっている.

 内視鏡下肝切除術では凝固操作のみで肝切離を行うことができる浅層をできる限り長く,広い面を得ながら太いグリソン枝や肝静脈枝が露出される深層切離の視野を良好に保つことが重要である.そのため超音波凝固切開装置,外科手術用超音波メス,マイクロ波凝固装置などの器材の適切な使用法により開腹肝切除における手術手技操作を再確認することもある.

 内視鏡用自動縫合器を用いることにより開腹下肝右葉,左葉切除におけるグリソン一括処理や肝静脈の切離が安全に行える.

 今後も両術式の発展が相互の手術手技を向上させるものと期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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