icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻2号

2003年02月発行

文献概要

特集 胆囊癌NOW

胆囊癌における肝膵合併切除の意義

著者: 塚田一博1 阿部秀樹1 坂東正1 長田拓哉1 野澤聡志1

所属機関: 1富山医科薬科大学医学部第2外科

ページ範囲:P.185 - P.187

文献購入ページに移動
 要旨:胆囊癌に対する肝葉切除かつ膵頭十二指腸合併切除は術前門脈枝閉塞などにより術後合併症などの頻度は低下してきているが,まだ長期予後は十分ではない.腫瘍の進展とともになにが必要最小限の切除かを判断して適応を決定すべきである.肝葉切除と膵頭十二指腸同時切除は姑息的切除や肝転移,大動脈周囲リンパ節転移などの超進行癌さらに予防的肝転移や予防的リンパ節転移のための適応としては控えるべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?