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目で見る外科標準術式・37
甲状腺濾胞性腫瘍の手術
著者: 岡本高宏1
所属機関: 1東京女子医科大学内分泌外科
ページ範囲:P.195 - P.201
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甲状腺濾胞性腫瘍には濾胞癌と濾胞腺腫とが含まれる.両者を手術前に鑑別することは必ずしも容易でなく,細胞診でも癌と腺腫の区別をせずに濾胞性腫瘍として診断することが多い.したがって,濾胞性腫瘍の症例では濾胞癌の可能性をいつも念頭に置き,甲状腺全摘そしてアイソトープ(131I)治療となる場合があることを想定して手術を行うべきである.とりわけ大切なのは副甲状腺と反回神経・上喉頭神経外枝の温存である.
甲状腺濾胞性腫瘍には濾胞癌と濾胞腺腫とが含まれる.両者を手術前に鑑別することは必ずしも容易でなく,細胞診でも癌と腺腫の区別をせずに濾胞性腫瘍として診断することが多い.したがって,濾胞性腫瘍の症例では濾胞癌の可能性をいつも念頭に置き,甲状腺全摘そしてアイソトープ(131I)治療となる場合があることを想定して手術を行うべきである.とりわけ大切なのは副甲状腺と反回神経・上喉頭神経外枝の温存である.
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