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文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻2号

2003年02月発行

文献概要

特別寄稿

アウトカム志向のクリニカルパスからPOMRへ―腹腔鏡下胆囊摘出術クリニカルパスに連動した日めくり式医療記録用紙

著者: 本田五郎1 須古博信1 副島秀久2

所属機関: 1済生会熊本病院外科センター 2済生会熊本病院腎泌尿器センター

ページ範囲:P.217 - P.225

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はじめに

 2001年に行われた日本クリニカルパス学会のアンケート調査によると,クリニカルパスの導入目的として最も多かったのはインフォームドコンセント(94.6%)であり,わが国では多くの施設で患者サービス向上のためのツールとして認識されていることが伺える1).しかし,クリニカルパスは巧く活用すればチーム医療とEBM(evidence-based medicine)を支援する効果的なツールにもなりうる2).そして,そのためにはアウトカム志向のクリニカルパスに連動した新しい形の医療記録用紙が重要な役割を持つと考えられる.そこで,当院の腹腔鏡下胆嚢摘出術クリニカルパスに連動した日めくり式医療記録用紙をその開発コンセプトとともに紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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