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文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻2号

2003年02月発行

文献概要

臨床報告 1

Recklinghausen病に早期胃癌と多発性気腫性囊胞を合併した1例

著者: 青木孝文1 庭野元孝1 大石達郎1 笹野満1

所属機関: 1丹後中央病院外科

ページ範囲:P.263 - P.266

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はじめに

 Recklinghausen病(以下,R病)は皮膚および神経の多発性神経線維腫とカフェ・オ・レ斑を主徴とし,眼・骨変化,脳・脊髄腫瘍など多彩な症候のみられる優性遺伝性疾患である1~4).R病と悪性腫瘍の合併頻度は高い1,3)が,胃癌の合併は比較的少ない5).今回,筆者らはR病に早期胃癌と多発性気腫性嚢胞を合併した稀な症例を経験し,腹腔鏡補助下幽門側胃切除術(以下,LADG)を施行した.R病に合併した早期胃癌にLADGを行った最初の報告となる自験例を呈示し,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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