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文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻3号

2003年03月発行

文献概要

特集 Q&A器械吻合・縫合のコツ

Q10 吻合部にアンビルヘッドはどこまで寄せる?

著者: 中村利夫1 中村達1

所属機関: 1浜松医科大学第2外科

ページ範囲:P.322 - P.323

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 自動吻合器を用いた腸管吻合の場合,吻合腸管の密着の程度はアンビルヘッドをどこまで寄せるかにより決定される.しかし吻合される腸管の厚みは患者や吻合部位により異なり,また浮腫や肥厚を伴う場合もあるため均一ではない.そのためアンビルヘッドをどの程度締めるかが重要となり,自動吻合器に表示されるインジケーターやノブを締めるときの抵抗感がアンビルを寄せるときの判断材料となる.

 こうした締め幅を調整する機構はそれぞれの自動吻合器において異なるため,自動吻合器を操作する際にはその特性を十分に理解し手技に習熟することが必要となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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