icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻3号

2003年03月発行

文献概要

特集 Q&A器械吻合・縫合のコツ

Q27 腸管の端側吻合のコツは?

著者: 西澤雄介1 森田隆幸1 村田暁彦1 佐々木睦男1

所属機関: 1弘前大学医学部第2外科

ページ範囲:P.364 - P.366

文献購入ページに移動
 近年のサーキュラーステイプラーやリニアステイプラーの改良・普及に伴い,消化管吻合において器械吻合が用いられる機会が多くなっている.一般に端側(あるいは側端)吻合は,①吻合腸管の口径差に左右されない,②吻合口がより大きくとれる,③吻合部の血流が良好である,④口側腸管の収縮が直接吻合部に伝わらない,などの利点が挙げられる.さらに結腸直腸吻合では,⑤骨盤腔内の死腔が埋まりやすい,⑥盲端部の貯留能が期待できる,という利点を有する1)

 以下,器械吻合による端側吻合法のコツについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?