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文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻3号

2003年03月発行

文献概要

特集 Q&A器械吻合・縫合のコツ

Q31 痔核に対する自動吻合器を用いたPPH法のコツは?

著者: 蓮田慶太郎1

所属機関: 1国立大分病院外科

ページ範囲:P.375 - P.377

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 Longoによって始められたPPH法は本邦における痔核治療において近年急速に広まりつつある.その理論は脱肛の原因となる直腸粘膜を環状切除することによって下垂したanal cushionsを吊り上げ,同時に粘膜下の上痔核動脈の血流を遮断し内痔核の縮小をはかるものであり,利点として従来の結紮切除法に比べて手技的に容易で,術後の疼痛が軽いといわれている.しかし結紮切除法がわが国で相当数施行され完成された域にあるのに対し,PPH法の長期予後はまだ不明であり,適応についても現在施設によりさまざまである1).本稿ではコツを含めた手術手技を説明する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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