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文献概要
病院めぐり
名古屋第一赤十字病院一般・消化器外科
著者: 小林陽一郎
所属機関:
ページ範囲:P.394 - P.394
文献購入ページに移動 当院の歴史は,遠く1923(大正12)年に日本赤十字社愛知支部が貧困者救済のため開設した無料診療所に遡る.その後1937(昭和12)年に鉄筋3階建て,80床の病院が完成した.戦時中は一時軍の病院として使われたが,昭和20年に終戦とともに名古屋第一赤十字病院と改名された.外科には昭和16年に名古屋大学から田代勝洲先生が赴任されており,先生の卓越した外科手術手技,人望から多くの患者さんが集まり,2代目の病院長に就任されるや昭和30年には新病棟が増築され,さらに昭和38年には新たに癌センター病棟,中央診療棟も完成し,手術室も中央化され,麻酔科も新設された.昭和45年には8階建ての本館が完成して850床となり,現代の医療にふさわしい病院体制が完成した.
外科の診療体制も,名古屋大学医学部第一外科教室が細分化されて胸部外科,小児外科各講座が独立したのに呼応して分化し,現在は心臓血管外科,呼吸器外科,小児外科,そして一般・消化器外科の4診療科に分かれてきている.しかしこれら4つの外科医は病院の医師定数25名の枠組みで構成され,毎週1回は全員が集合して連絡会を開催し連携を保っている.
外科の診療体制も,名古屋大学医学部第一外科教室が細分化されて胸部外科,小児外科各講座が独立したのに呼応して分化し,現在は心臓血管外科,呼吸器外科,小児外科,そして一般・消化器外科の4診療科に分かれてきている.しかしこれら4つの外科医は病院の医師定数25名の枠組みで構成され,毎週1回は全員が集合して連絡会を開催し連携を保っている.
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