icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻4号

2003年04月発行

文献概要

特集 腹腔鏡下大腸切除術のコツ

腹腔鏡下大腸切除に用いる器具・器材

著者: 渡邊昌彦1 長谷川博俊1 西堀英樹1 石井良幸1 北島政樹1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部外科

ページ範囲:P.461 - P.463

文献購入ページに移動
 腹腔鏡下大腸切除の原則は剝離・授動と血管処理であり,基本的には腸管や膜を愛護的かつ確実に把持・挙上できる鉗子を選択することが重要である.また術式の各場面においてどの器具をどのトロッカーから導入し,術者と助手がどのようにそれらを扱うかについてあらかじめ打ち合わせてこそ手術の標準化が可能となる.また使用器材の取り扱いのノウハウを熟知して安全な手術がはじめて施行できる.各施設で術式に応じた器具・器材を選択し,使用法を外科医と介助者が十分に打ち合わせて詳細なマニュアルを作成することが望まれる.場当たり的に器具・器材を用意させることは手術の安全性を損なうため厳に慎むべき行為だからである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?