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文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻4号

2003年04月発行

特集 腹腔鏡下大腸切除術のコツ

腹腔鏡補助下大腸亜全摘・回腸囊肛門管吻合術のコツ―特に潰瘍性大腸炎に対して

著者: 大谷剛正1 中村隆俊1 根本一彦1 佐藤武郎1 國場幸均1 井原厚1 柿田章1

所属機関: 1北里大学東病院消化器外科

ページ範囲:P.513 - P.518

文献概要

 腹腔鏡補助下大腸亜全摘・回腸囊肛門管吻合術特に潰瘍性大腸炎に対する手術について検討を行った.現在まで腹腔鏡補助下大腸亜全摘・回腸囊肛門管吻合術25例,開腹手術27例を経験した.手術時間は腹腔鏡下354分,開腹277分,出血量は腹腔鏡下205ml,開腹285ml,経口摂取開始日は腹腔鏡下12.9日,開腹15.1日,経口開始から退院までの期間は腹腔鏡下19.0日,開腹21.7日,退院時排便回数は腹腔鏡下10.0行,開腹8.5行であった.腹腔鏡下IACAは開腹手術と比較して問題点はなく,美容上の観点や手術侵襲面からも今後の発展が期待される手術である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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