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文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻5号

2003年05月発行

文献概要

特集 栄養療法とformula

中心静脈栄養法(TPN)のformula

著者: 東口髙志12 五嶋博道12 根本明喜12 池田剛12 山口由美2 大川光2 中井りつ子2

所属機関: 1尾鷲総合病院外科 2尾鷲総合病院NST&Clinical Path Complex(NCC)

ページ範囲:P.619 - P.627

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 中心静脈栄養法(total parenteral nutrition:TPN)は,どのような症例に対しても施行可能で,経口・経腸栄養に比べて水分やカロリーの出納が明確であるため選択しやすい栄養管理法である.しかし,TPNに頼るあまり不用意に長期絶食を強いると,消化吸収能や腸管由来の免疫能の低下のほか,カテーテル敗血症などの致死的な感染症を惹起することがあり,その適応は慎重に判定されなければならない.

 そこで本稿では,TPNのformulaを輸液剤の組成・内容だけでなく,TPN施行の適応や標準的な輸液剤の選択方法,さらに実際の管理方法についても概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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