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文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻5号

2003年05月発行

文献概要

特集 栄養療法とformula

経腸栄養法の有用性と経腸栄養剤の特徴

著者: 田代亜彦1 佐野渉2 山森秀夫3

所属機関: 1上都賀総合病院 2上都賀総合病院外科 3済生会習志野病院

ページ範囲:P.635 - P.641

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 経腸栄養法は静脈栄養法に比べて安全であり,廉価に施行できるなどの利便性に優れているばかりでなく,種々の生体反応からもメリットが大きい.すなわち,侵襲反応が少ない,免疫低下を予防できる,translocationを防ぐなど,今はimmunonutritionの一部と考えられている.また経腸栄養剤は多くの企業が参入して,消化態から濃厚流動食まで,薬剤扱いや食品扱い,また機能性栄養剤を含むものまで消化吸収能や病態に応じた製剤が用意されている.市場に出ている少なからざる種類の経腸栄養剤の中から現場で適切に選択するために,その特徴と選択基準を概説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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