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文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻6号

2003年06月発行

私の工夫―手術・処置・手順

スリット付き痔核鉗子(大見式)による内痔核結紮術

著者: 大見良裕1 星加奈子1 大見琢磨1 城俊明2 深野雅彦3 長谷川信吾1

所属機関: 1大見クリニック 2城クリニック 3稲田登戸病院

ページ範囲:P.809 - P.810

文献概要

はじめに

 痔瘻の手術はMilligan&Morgan法(1937年)1)による結紮切除術が基本となり,Thomson(1975年)2)のanal cushion theoryが注目されるに従い,今日ではできるだけ肛門機能を温存する方向に変わってきている3~6)

 今回,簡便で,肛門管上皮を温存し,内痔核を確実に結紮し,ほとんどの大きさの内痔核に対応できて,かつ術後出血の少ない内痔核の結紮法を,新しい鉗子(図1)を使用することによって可能にしたので,ここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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