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文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻6号

2003年06月発行

文献概要

臨床報告 1

杙創による直腸損傷の1例

著者: 越湖進1 稲葉雅史1 内田恒1 斉藤幸裕1

所属機関: 1市立根室病院外科

ページ範囲:P.831 - P.834

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はじめに

 杙創とは先端が鈍な物体が偶発的に生体内に刺入した状態の創の総称で,比較的稀な外傷形態である1).会陰部や肛門周囲から刺入した場合には骨盤内臓器はもちろんのこと,腹腔内臓器の損傷の有無とその程度の把握が必須であり,迅速な初期治療が重要である.今回,筆者らは高所からの墜落が受傷機転となった杙創による直腸損傷の1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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