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臨床報告 1
杙創による直腸損傷の1例
著者: 越湖進1 稲葉雅史1 内田恒1 斉藤幸裕1
所属機関: 1市立根室病院外科
ページ範囲:P.831 - P.834
文献購入ページに移動杙創とは先端が鈍な物体が偶発的に生体内に刺入した状態の創の総称で,比較的稀な外傷形態である1).会陰部や肛門周囲から刺入した場合には骨盤内臓器はもちろんのこと,腹腔内臓器の損傷の有無とその程度の把握が必須であり,迅速な初期治療が重要である.今回,筆者らは高所からの墜落が受傷機転となった杙創による直腸損傷の1例を経験したので報告する.
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