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文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻7号

2003年07月発行

文献概要

目で見るカラーグラフ 世界に向かう乳腺疾患診療の新技術・3

乳管微小病変の乳管内視鏡下生検

著者: 長瀬慈村1

所属機関: 1乳腺クリニック長瀬外科

ページ範囲:P.887 - P.892

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はじめに

 乳腺の病変の多くは乳管上皮より発生する,あるいは乳管との交通をもつため,乳頭分泌より得られる情報は極めて重要である.乳腺疾患の診断で最も難しい乳管内乳頭状病変において重要な画像診断法には,乳管超音波検査,乳管造影,乳管内視鏡などがあるが,乳管内病変を肉眼的に診断できる唯一の検査法が乳管内視鏡である.従来の乳管内病変に対する最終診断は観血的な乳腺区域切除術であったが,乳管内視鏡下生検により,非観血的な細胞・組織採取による確定診断が可能となった1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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