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文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻7号

2003年07月発行

文献概要

特集 癌化学療法レジメンの選択とその根拠:乳癌・肺癌・甲状腺癌

乳癌術後補助化学療法の標準的レジメン

著者: 中野正吾1 山下純一1

所属機関: 1愛知医科大学医学部乳腺・内分泌外科

ページ範囲:P.909 - P.916

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乳癌術後補助化学療法は再発抑制効果を目指したものであり,乳癌を治癒させる可能性がある唯一の治療法である.現在,evidenceに基づいた理論的補助療法を基にNIHとSt. Gallenのコンセンサス会議で推奨されたガイドラインが世界的に採用されている.CMF療法がゴールドスタンダードであったが,近年Anthracycline系薬剤を含むレジメンがより優れていることが示され,標準治療として確立されている.また,Taxane系薬剤,Trastuzumabとの組み合わせによる上乗せ効果も期待されており,大規模臨床試験にて検証中である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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