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文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻7号

2003年07月発行

特集 癌化学療法レジメンの選択とその根拠:乳癌・肺癌・甲状腺癌

乳癌に対するハーセプチン(R)併用化学療法レジメン

著者: 徳田裕1 鈴木育宏1 齋藤雄紀1 田島知郎1

所属機関: 1東海大学医学部乳腺・内分泌外科

ページ範囲:P.923 - P.928

文献概要

HER2/neu蛋白に対するヒト型化抗体,一般名トラスツズマブ(trastuzumab),商品名ハーセプチン(R)(Herceptin)は,本邦でも,2001年6月にようやく保険収載された.本剤は,単独でも効果が期待できる薬剤であるが,前臨床の段階から,種々の抗癌剤に対する効果増強作用が認められている.さらに,第Ⅲ相臨床試験によりパクリタキセルあるいはドキソルビシン+シクロフォスファミドとの併用療法の有用性が示されている.そこで本稿では,乳癌の治療戦略におけるハーセプチン(R)と抗癌剤の併用療法の現状を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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