icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻7号

2003年07月発行

特集 癌化学療法レジメンの選択とその根拠:乳癌・肺癌・甲状腺癌

肺小細胞癌に対する化学療法レジメン

著者: 植島久雄1 福岡正博1

所属機関: 1近畿大学医学部腫瘍内科

ページ範囲:P.947 - P.951

文献概要

小細胞肺癌(SCLC)の治療についてレビューし,現在の標準的治療について概説した.小細胞肺癌は病期分類としてLD/ED分類が使用される.一側胸郭内に腫瘍が限局するLD-SCLCに対しては化学療法と放射線の併用療法が標準的とされており,化学療法としてはシスプラチン+エトポシド療法,放射線療法は化学療法と同時併用で早期から1日2回の加速多分割照射法で治療する方法が確立されている.一側胸郭をこえて腫瘍が進展するED-SCLCに対しては,わが国で開発されたイリノテカン+シスプラチン療法が新たな標準的治療法として確立されつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら