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文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻7号

2003年07月発行

特集 癌化学療法レジメンの選択とその根拠:乳癌・肺癌・甲状腺癌

非小細胞肺癌に対する化学療法

著者: 齋藤元1 小川純一1

所属機関: 1秋田大学医学部第2外科

ページ範囲:P.953 - P.960

文献概要

非小細胞肺癌は他臓器癌と比較して予後不良であり,治療成績の改善のためにさまざまな治療法の検討が行われている.とくに化学療法は標準レジメンの確立に向けて種々の大規模臨床比較試験が行われている.その結果,現時点ではプラチナ製剤をベースとした新規抗癌剤を含む化学療法が標準レジメンと考えられている.現在はそれらのなかで投与時間,コスト,QOLや副作用などを考慮して併用新規抗癌剤を選択している段階である.術前・術後化学療法,高齢者,second lineの問題点も含め,肺癌化学療法の標準化に向けて現在進行中の臨床試験の結果が期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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