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文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻8号

2003年08月発行

特集 癌化学療法レジメンの選択とその根拠:消化器癌

膵癌に対する化学療法レジメン―単独および放射線照射併用

著者: 砂村眞琴1 江川新一1 阿部忠義1 福山尚治1 元井冬彦1 武田和憲1 松野正紀1

所属機関: 1東北大学大学院消化器外科

ページ範囲:P.1075 - P.1080

文献概要

 新規抗癌剤gemcitabineの臨床使用が可能となり,新たな集学的治療の開発と外来診療によるQOL改善の可能性が広がっている.Chemoradiationとgemcitabineを組み合わせた集学的治療を進めているが,著効症例も見られ,プロトコールを作製して症例を集積している.今後,切除術後におけるadjuvantとしてのgemcitabineの役割を臨床研究で明らかとする必要がある.Gemcitabineに対する感受性を規定する遺伝子の同定を進めており,責任遺伝子が判明すればオーダーメード医療に応用できるものと期待している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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