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文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻9号

2003年09月発行

文献概要

特集 癌と紛らわしい各領域の諸病変

肝細胞癌との鑑別を要する肝癌類似肝腫瘍

著者: 萩原優1 谷一朗2 福島徹2 小森山広幸1 鈴木通博3 品川俊人4

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院外科 2聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院放射線科 3聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院消化器肝臓内科 4聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院病理

ページ範囲:P.1219 - P.1228

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 肝臓癌の類似病変を考える際には,病理組織学的に鑑別が難しい疾患と画像上鑑別が難しい疾患に分けられる.また,肝硬変の合併の有無により,鑑別すべき疾患は絞られる.肝硬変非合併疾患では海綿状血管腫,限局性結節性過形成,肝腺腫を取り上げた.いずれも画像上は特徴的な所見を備えている.

 腺腫様過形成,異型性腺腫様過形成,早期肝細胞癌は画像上で確実に診断することが難しく,病理組織学的にも診断基準が確定していない.臨床経過を注意深く観察する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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