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臨床報告 1
化学内分泌放射線温熱治療後6年目に手術を行った進行乳癌の1例
著者: 木村正美1 兼田博1 久米修一1 松下弘雄1 井上光弘1 上村邦紀1
所属機関: 1健康保険人吉総合病院外科
ページ範囲:P.1261 - P.1263
文献購入ページに移動進行乳癌に対する治療は化学内分泌療法が中心で,ダウンステージングの目的で術前化学療法も行われている1,2).一方,乳癌の局所治療は手術以外に,放射線治療や温熱治療が奏効することも広く知られている3).
今回,筆者らは皮膚浸潤を伴った進行乳癌に対し,化学内分泌療法後,放射線,温熱治療にて局所制御を行い4),6年目に同側乳腺の別の部位に再発した症例を経験した.今回の切除により初発部位の初回治療効果を6年後に評価する機会を得たので報告する.
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