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臨床報告 1
盲腸原発MALTリンパ腫の2例
著者: 辻秀樹1 榊原堅式1 三井章1 西脇忠1 三宅忍幸2 田代和弘3
所属機関: 1トヨタ記念病院外科 2トヨタ記念病院消化器科 3トヨタ記念病院病理
ページ範囲:P.1277 - P.1281
文献購入ページに移動Mucosa-associated lymphoid tissue lymphoma(以下,MALTリンパ腫)は,1983年Issacsonら1)によって提唱され,1994年にRevised European-American Lymphoma(REAL)分類で取り上げられた比較的新しい疾患概念である.大腸原発MALTリンパ腫の頻度は低く,さらに盲腸原発症例は現在までに10例と非常にまれである.今回筆者らは盲腸原発MALTリンパ腫の2例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
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