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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻1号

2004年01月発行

文献概要

特集 癌en bloc切除とnon-touch isolation techniqueの考え方と実践

腹腔鏡下大腸癌手術におけるnon-touch isolation technique

著者: 西堀英樹1 渡邊昌彦1 長谷川博俊1 石井良幸1 北島政樹1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部外科

ページ範囲:P.25 - P.30

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 要旨:Non-touch isolation techniqueは,1967年にTurnbullらが紹介した結腸癌に対する手術手技で,癌病巣の剝離・授動操作に先立ち支配血管の結紮・切離および腸管の管腔遮断・切離を行って血管内・管腔内・腹腔内への術中癌細胞散布を防止しようとするものである.Non-touch isolation techniqueの有効性を支持するデータは乏しく,またその概念を腹腔鏡下手術で厳密に実践するのは困難であるが,現在一般的には内側アプローチによる支配血管処理先行の腹腔鏡下大腸切除術がnon-touch isolationの概念に基づく術式として受け入れられている.本稿では,内側アプローチによる腹腔鏡下大腸切除術の概要を述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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