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臨床報告・1
直腸に発生したmalignant rhabdoid tumorの1例
著者: 濱田徹1 斎藤心1 仁平芳人1 小林伸久1 昌子正實1 櫻井信司2
所属機関: 1宇都宮社会保険病院外科 2宇都宮社会保険病院病理科
ページ範囲:P.83 - P.86
文献購入ページに移動Malignant rhabdoid tumor(以下,MRT)は1978年にBeckwithら1)によってWilms腫瘍の肉腫型亜型として分類されたが,その後Hassら2)によってMRT of the kidneyとして小児腎腫瘍の一つとして独立させた.その後腎腫瘍として多数の報告をみるが,腎以外にも主として軟部組織にこの腫瘍が報告されている3).しかし直腸に発生したMRTは検索する限り報告例はない.今回,筆者らは直腸に発生したMRTを経験したので文献的考察を加えて報告する.
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