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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻10号

2004年10月発行

文献概要

特集 周術期の輸液と感染対策

心機能低下患者の周術期輸液と感染対策

著者: 冲永功太1

所属機関: 1帝京大学医学部外科

ページ範囲:P.1255 - P.1259

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 要旨:心機能低下にはさまざまな病態が含まれ,虚血性心疾患,不整脈,弁膜症などの心疾患併存患者における輸液管理と感染対策を含めた周術期管理について概説した.心機能低下患者の輸液療法は過剰輸液にならないように,時間尿量や時に肺動脈楔入圧をモニターしながら注意深く行う必要がある.感染対策では心疾患併存のみでは特別な対策は必要ないが,人工弁など人工物が体内に挿入されている例で,腹膜炎など細菌性炎症性疾患の手術の際には適切な抗菌薬投与が重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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