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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻10号

2004年10月発行

文献概要

特集 周術期の輸液と感染対策

呼吸機能障害患者の周術期輸液と感染対策

著者: 小野聡1 望月英隆1

所属機関: 1防衛医科大学校外科学第1講座

ページ範囲:P.1261 - P.1265

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 要旨:呼吸器疾患を有する患者の周術期管理について輸液療法を含めて述べた.術後合併症による死亡率は以前からみると著しく減少したが,術後呼吸器合併症は依然発生率が高く,特に術前呼吸器疾患を有する患者においては致命的になる.したがって,このような患者に対する手術に際しては術前の呼吸機能評価や術前処置,術中・術後管理がきわめて重要である.特に輸液管理はoverhydrationやhypovolemiaにならないように厳密な投与量の設定や術前栄養状態の改善が重要である.また周術期の経腸栄養管理は術後呼吸器合併症の予防に有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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