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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻10号

2004年10月発行

文献概要

特集 周術期の輸液と感染対策

腎機能低下・透析患者の輸液と感染対策

著者: 渡会伸治1 遠藤格1 関戸仁1 池秀之1 嶋田紘1

所属機関: 1横浜市立大学大学院消化器病態外科

ページ範囲:P.1271 - P.1276

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 要旨:腎機能障害例の周術期管理の要点は腎機能低下の程度と合併症の有無を正確に判定し,それに応じた患者管理を行うことである.すなわち,術前にはクレアチニンクリアランス値によって腎機能を評価し,適切な管理を行い,最良の状態にしておくことである.術中は止血の確認が最も重要であり,術後管理は透析を導入するのに躊躇せず,水分出納と高カリウム血症に注意することである.抗菌薬はその排出経路を熟知し,薬物濃度モニタリング法を積極的に取り入れるべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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