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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻10号

2004年10月発行

文献概要

特別寄稿

鼠径ヘルニアに対するtension free修復術の問題点

著者: 津村裕昭1 市川徹1 竹末芳生2 村上義昭2 末田泰二郎2 日野裕史1 金廣哲也1

所属機関: 1広島市立舟入病院外科 2広島大学大学院医歯薬総合研究科病態制御医科学講座外科学

ページ範囲:P.1295 - P.1305

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はじめに

 成人鼠径ヘルニアに対するtension-free修復術(以下,TF法)は修復素材とその形状改良と相俟って現在では広く普及するに至った.とくに,前方到達法によるTF法(以下,open-TF)は手技が簡便であり,アウトカムが良好なことから一般的となっているが,これらの修復術もさまざまな問題点を抱えているのが現状である.本稿では,tension-free修復術の問題点について最近の文献に基づいて概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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