icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻10号

2004年10月発行

文献概要

目で見る外科標準術式・52

低位筋間痔瘻に対する括約筋温存術式

著者: 辻順行1 辻大志1 辻時夫1

所属機関: 1豊島園大腸肛門科

ページ範囲:P.1307 - P.1313

文献購入ページに移動
はじめに

 肛門腺の感染で痔瘻の大部分が発生することが判明し,病変を切開(切除)する開放術の普及とともに痔瘻の根治率は高まった.その後原発口と瘻管のみを切除する括約筋温存術(温存術)が開発され,その広まりとともに痔瘻の根治のみならず肛門機能も保持されるようになった.しかし実際には術者により後術成績に差が生じているのが現状である1).そこで今回痔瘻の約半数を占める低位筋間痔瘻に対する手術の中で,特に括約筋温存術に焦点を当て手術法を解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?