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外科の常識・非常識 人に聞けない素朴な疑問 8
胆囊管の遺残は避けるべきか
著者: 中川国利1
所属機関: 1仙台赤十字病院・外科
ページ範囲:P.1326 - P.1327
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胆囊を摘出する際には,胆囊管が遺残すると不定愁訴を生じることがあるため,胆石症の手術では胆囊管は総胆管ぎりぎりで切断し,胆囊管をできるだけ残さないようにするのが基本であった.ところが腹腔鏡下手術の時代になると,胆囊管を総胆管ぎりぎりで切離するのは危険であり,胆囊管は余裕を持って切離したほうが安全であるとされている.腹腔鏡下胆囊摘出後の患者に不定愁訴が増えている様子はないが,胆囊管は少しくらい残してもよいのであろうか.
胆囊を摘出する際には,胆囊管が遺残すると不定愁訴を生じることがあるため,胆石症の手術では胆囊管は総胆管ぎりぎりで切断し,胆囊管をできるだけ残さないようにするのが基本であった.ところが腹腔鏡下手術の時代になると,胆囊管を総胆管ぎりぎりで切離するのは危険であり,胆囊管は余裕を持って切離したほうが安全であるとされている.腹腔鏡下胆囊摘出後の患者に不定愁訴が増えている様子はないが,胆囊管は少しくらい残してもよいのであろうか.
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