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粉瘤の摘出
著者: 中川国利1
所属機関: 1仙台赤十字病院外科
ページ範囲:P.1332 - P.1333
文献購入ページに移動 粉瘤は皮脂腺管の閉鎖によって生じた貯留囊胞である.粉瘤の内側は扁平上皮から成り,脂質を含む粥状物質を含んでいる.また,皮脂腺排泄口からの細菌の侵入によって化膿する頻度が高い.
粉瘤の基本的治療は摘出である.一般的には,以下のような治療法が行われている1~3).非感染例では局所麻酔下に皮膚切開(小さい例では直線,大きい例では紡錘形)を加え,囊胞壁を破らないように壁組織を把持・牽引し,周囲から剝離する.壁が破れた場合には,損傷部を鉗子で把持して摘出する.摘出後,死腔を残さないようにマットレス縫合を行う.
粉瘤の基本的治療は摘出である.一般的には,以下のような治療法が行われている1~3).非感染例では局所麻酔下に皮膚切開(小さい例では直線,大きい例では紡錘形)を加え,囊胞壁を破らないように壁組織を把持・牽引し,周囲から剝離する.壁が破れた場合には,損傷部を鉗子で把持して摘出する.摘出後,死腔を残さないようにマットレス縫合を行う.
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