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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻10号

2004年10月発行

文献概要

臨床報告・1

胃癌術後に抗血漿タンパク質抗体による非溶血性輸血副作用を呈した1例

著者: 末永光邦1 大山繁和1 佐藤貴弘1 山本順司1 山口俊晴1

所属機関: 1癌研究会附属病院消化器外科

ページ範囲:P.1361 - P.1364

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はじめに

 外科臨床のなかで輸血に伴う非溶血性輸血副作用を経験することがある.原因として選択的IgA欠損症,IgAに対する抗アロタイプ抗体などの血漿タンパク質抗体の存在が報告されている1~6).今回,筆者らは術後に抗IgA抗体が原因と判断した非溶血性輸血副作用を呈した症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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