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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻11号

2004年10月発行

文献概要

特集 小外科・外来処置マニュアル Ⅰ.外来患者の診療・処置

3.処方箋の書き方

著者: 田島知郎1 田中洋一1 内田智信2

所属機関: 1東海大学医学部附属東京病院外科 2東海大学医学部附属東京病院薬剤科 3

ページ範囲:P.15 - P.18

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 処方箋(prescription)とは医師が患者の病気に応じて,投与する医薬品の種類(薬品名),量,調合や服用法について案出した処方(formula)を,薬剤師に指示するために一定の書式(prescription slip)に記載したものを指し,医師と薬剤師とのコミュニケーションの手段になる.本稿で扱うこの狭義の用い方に対して,米国ではprescriptionという用語は患者が従うべき養生法などにも適用される.なお,prescriptionはラテン語praescriptus(prae, before+scribere, to write)に由来し,養生法や薬物療法の準備・投与前に書きつけるべきものの意である.

 Prescriptionという用語は米国では,患者が従うべき養生法などにも適用されるが,本稿では狭義の用い方に従うこととして,処方箋に関する基本的事項,頻用される省略形・略号とそれらの留意点,および患者安全管理についての解説を中心にするが,わが国における慣用的な処方箋記載法の問題点,および米国式記載例との相違点にも触れることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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