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特集 小外科・外来処置マニュアル Ⅰ.外来患者の診療・処置
5.基本的検査値の読み方
著者: 石井保夫1 本田宏1
所属機関: 1埼玉県済生会栗橋病院外科
ページ範囲:P.22 - P.26
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病気は基本的には個人の問題であり,個人のことについてできるだけ多くのことを知ることが大切である.外来の診療では通常,問診と診察を十分に行い,得られた情報から可能性のある病気をできるだけ絞り込む.しかしながら,医師といえども五感だけでは確定診断の根拠に至るまでのデータを得ることはできない.そこを手助けするのが臨床検査である.検査を行うにあたっては,まずその検査の必要性を十分に考慮したうえでオーダーするように心がける.そうすると,自然とそのデーターの成立機序ならびに読み方がわかってくる1).
病気は基本的には個人の問題であり,個人のことについてできるだけ多くのことを知ることが大切である.外来の診療では通常,問診と診察を十分に行い,得られた情報から可能性のある病気をできるだけ絞り込む.しかしながら,医師といえども五感だけでは確定診断の根拠に至るまでのデータを得ることはできない.そこを手助けするのが臨床検査である.検査を行うにあたっては,まずその検査の必要性を十分に考慮したうえでオーダーするように心がける.そうすると,自然とそのデーターの成立機序ならびに読み方がわかってくる1).
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