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特集 小外科・外来処置マニュアル Ⅱ.頭部・顔面・口腔・咽頭
9.顔面外傷
著者: 西野健一1
所属機関: 1京都府立医科大学形成外科
ページ範囲:P.38 - P.40
文献購入ページに移動はじめに
日常診療において顔面外傷はきわめて遭遇する機会の多いものであるが,初期治療における顔面骨骨折,顔面神経損傷,耳下腺損傷,涙道損傷などの見落し,あるいは軟部組織損傷の不適切な縫合処置によって生じた醜形が患者のquality of life(QOL)を著しく低下させている例が見受けられる.顔面外傷の治療にあたっては眼球,眼瞼,涙道,口唇,口腔,顔面神経,耳下腺,顔面骨などの多岐にわたる知識が必要であり,さらに機能的問題以外に整容的な面での配慮も必要となる.
日常診療において顔面外傷はきわめて遭遇する機会の多いものであるが,初期治療における顔面骨骨折,顔面神経損傷,耳下腺損傷,涙道損傷などの見落し,あるいは軟部組織損傷の不適切な縫合処置によって生じた醜形が患者のquality of life(QOL)を著しく低下させている例が見受けられる.顔面外傷の治療にあたっては眼球,眼瞼,涙道,口唇,口腔,顔面神経,耳下腺,顔面骨などの多岐にわたる知識が必要であり,さらに機能的問題以外に整容的な面での配慮も必要となる.
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