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特集 小外科・外来処置マニュアル Ⅲ.頸部・肩
37.頸部表層の外科
著者: 田中一郎1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学東横病院外科
ページ範囲:P.120 - P.122
文献購入ページに移動 外科系診療科の外来で多い頸部表層における疾患は,擦過傷,挫創,裂創といった皮膚外傷である.顔面と同様に頸部は露出しており,人目につきやすく,整容的にも問題となる.また,頸部は可動性が広く瘢痕拘縮やケロイドを生じやすい.擦過傷や挫創の治療の基本は湿潤環境を保つ閉鎖療法であるが,裂創では形成外科的配慮をもって処置することが必要である.
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