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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻11号

2004年10月発行

文献概要

特集 小外科・外来処置マニュアル Ⅲ.頸部・肩

40.いわゆる五十肩

著者: 高橋晃1 齋藤知行1

所属機関: 1横浜市立大学医学部整形外科

ページ範囲:P.130 - P.133

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疾患の概念

 50歳前後に発症し,肩の疼痛と運動制限を生じる疾患である.肩関節周囲組織の退行変性を基盤として発症するとされる.同様の症状を示すもの全体を古くから広い意味で五十肩と呼んできた.現在では肩関節周囲炎のなかの1つで,原因不明なものとして捉えることが多い.上腕二頭筋腱【鞘】炎や肩峰下滑液包炎,石灰沈着性腱板炎,腱板不全断裂などの明らかな原因が除外された場合に,いわゆる五十肩と診断する1).海外ではfrozen shoulderやadhesive capsulitisなどがこれに相当する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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