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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻11号

2004年10月発行

文献概要

特集 小外科・外来処置マニュアル Ⅲ.頸部・肩

45.肩鎖関節脱臼

著者: 仲川喜之1

所属機関: 1榛原町立榛原総合病院整形外科

ページ範囲:P.145 - P.147

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病態ならびに診断

 肩鎖関節は肩鎖靱帯(肩峰~鎖骨間),烏口鎖骨靱帯(烏口突起~鎖骨間),三角筋・僧帽筋(鎖骨遠位部に付着)の各靱帯および筋肉によってその安定性が維持されている.柔道やバイク事故など,肩を下にして転倒し肩峰を強打したとき,肩峰が衝撃的に下方へ引き下げられる直達外力によって,鎖骨遠位端に付着する靱帯・筋肉が損傷し肩鎖関節脱臼が生じる.肩鎖関節脱臼の分類法は種々報告されているが,各靱帯・筋肉の損傷程度,脱臼の方向を考慮したRockwoodの分類1)を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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