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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻11号

2004年10月発行

文献概要

特集 小外科・外来処置マニュアル Ⅳ.胸部

46.胸壁外傷

著者: 岩﨑正之1

所属機関: 1東海大学医学部外科学系呼吸器外科学

ページ範囲:P.150 - P.152

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 胸壁外傷は鋭的外傷(穿通性外傷)と鈍的外傷(非穿通性外傷)に大別される.銃社会の諸外国では,鋭的外傷と鈍的外傷の比率は1対1である1~3).わが国での比率は1対2~3である.

 胸郭は,呼吸循環に重要な臓器を保護する形で存在するため,胸壁外傷は単に胸郭の損傷にとどまらず,致命的な重要臓器の合併損傷を伴っていることが多い.胸壁外傷患者の病態は時々刻々と変化する.したがって,迅速な診断と治療が重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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