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特集 小外科・外来処置マニュアル Ⅳ.胸部
50.気胸,血胸
著者: 齋藤元1 小川純一1
所属機関: 1秋田大学医学部外科学講座呼吸器外科学分野
ページ範囲:P.162 - P.164
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気胸とは,何らかの原因で胸腔内に空気が侵入して肺が虚脱した状態を言い,血液が貯留した状態は血胸と呼ぶ.気胸は,発生機序によって種々に分類され,(1)ブラやブレブの破綻による自然気胸,(2)基礎に何らかの肺疾患(結核,悪性腫瘍,感染症)や外傷,医原性(鎖骨下静脈穿刺,胸腔穿刺,経気管支生検,人工呼吸器使用中などに合併)によって起こる続発性気胸がある.血胸も同様の原因で肺実質や胸壁動静脈の破綻によって起こるが,通常は気胸を伴うことが多い1).
気胸とは,何らかの原因で胸腔内に空気が侵入して肺が虚脱した状態を言い,血液が貯留した状態は血胸と呼ぶ.気胸は,発生機序によって種々に分類され,(1)ブラやブレブの破綻による自然気胸,(2)基礎に何らかの肺疾患(結核,悪性腫瘍,感染症)や外傷,医原性(鎖骨下静脈穿刺,胸腔穿刺,経気管支生検,人工呼吸器使用中などに合併)によって起こる続発性気胸がある.血胸も同様の原因で肺実質や胸壁動静脈の破綻によって起こるが,通常は気胸を伴うことが多い1).
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