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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻11号

2004年10月発行

文献概要

特集 小外科・外来処置マニュアル Ⅴ.腹部・腰部

58.腹痛(急性腹症)

著者: 堤謙二1 宇田川晴司1

所属機関: 1虎の門病院消化器外科

ページ範囲:P.190 - P.192

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 消化器疾患の症候のうち,腹痛は最も多い主要症状である.腹腔内には多数の科にまたがる様々な臓器が存在するため,そのなかから腹痛の原因診断を行わなければならない.なかでも,突然の激烈な腹痛と,重篤な全身症状を呈し,外科的処置あるいは内科的治療を早急に必要とする疾患群を急性腹症と呼び,緊急手術および保存的治療の適否を的確に判断することが非常に重要である.一般に体性痛を伴う急性腹症は手術適応であることが多く,内臓痛では周期的痛みで悪心・嘔吐を伴うことが多く,手術適応になることは少ない.また,肺炎や心筋梗塞からの関連痛があることも忘れてはならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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