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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻11号

2004年10月発行

文献概要

特集 小外科・外来処置マニュアル Ⅴ.腹部・腰部

63.褥創

著者: 出口倫明1 日野原千速1 清水利夫1

所属機関: 1国立国際医療センター外科

ページ範囲:P.204 - P.206

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疾患の概念

 体重によって骨突出部とベッドとの間で皮膚および皮下軟部組織が圧迫され,血行障害によって生じる細胞の代謝障害および壊死である.皮膚の毛細管圧は32mmHgとされ,これ以上の圧が長時間加わったときや,毛細管圧より低圧であってもくり返し加わることによって起こる.

 また,そのほかの因子として,ADLの低下,皮膚の過剰な湿潤環境(尿,便失禁など),摩擦,低栄養,加齢による組織耐久性の低下が関与している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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