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特集 小外科・外来処置マニュアル Ⅵ.直腸・肛門
65.痔瘻
著者: 前田耕太郎1 丸田守人1 佐藤美信1 小出欣和1 青山浩幸1
所属機関: 1藤田保健衛生大学医学部外科
ページ範囲:P.211 - P.213
文献購入ページに移動痔瘻は直腸および肛門と交通する瘻管であり,多くは歯状線にある肛門陰窩から細菌が侵入して内外括約筋間に存在する肛門腺に感染が生じ,これが水平・垂直方向に進展して生じた膿瘍が切開されるか自壊するかして形成される.
痔瘻は,(1)細菌の侵入口である肛門陰窩(原発口),(2)内外括約筋間の肛門腺の感染部(原発巣),(3)その枝である瘻管,(4)出口である二次口から構成される.
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